【乳児に麦茶はいつからがベスト?】ポイントや注意点をご紹介
ベビー用品売り場によく売られている麦茶ですが、乳児にはいつから飲ませるのがいいのかというのが気になりますよね。
同じ月齢でも飲んでいる子もいればいない子もいるので、余計に悩みのタネとなっていることと思います。
そこで、乳児への麦茶はいつからOKなのか、また麦茶を飲ませる時のポイントや注意点などについてもご紹介します。
安心して育児に取り組むための参考としてもらえると幸いです。
乳児に麦茶はいつから飲ませる?離乳食期に始めるのがおすすめです
乳児にいつから麦茶を飲ませることができるのかということについては、生後1ヶ月からというのが一般的です。
飲むことができるということで、飲ませなければいけないということではないのでその点は注意が必要です。
●麦茶は離乳食期と一緒にスタートが◎
生後1ヶ月の乳児から麦茶の摂取は可能ですが、それほど必要ではないと考えられています。
乳児は母乳やおっぱいを飲んでいるので、水分は常にとれており、不足している事が少ないというのが理由としてあげられます。
乳児はその名の通り、ママの母乳やミルクを飲んでいます。
栄養はもちろんですが、それらは液体ですのでそこから常に水分をとっている状態です。そのため水分が不足することもほぼないので、あえて麦茶で水分を取る必要はないのです。
成長し、離乳食が始まるようになるとそれとともに母乳やミルクの量がだんだんと減っていきます。
その水分を補給するために麦茶を飲ませたり、食事のお供として麦茶を飲ませてあげましょう。
また、その月齢の乳児は、離乳食が始めることによって新しい味にどんどん出会っていくことになります。
それに慣れるためにも、離乳食を始める前に少し飲ませてみて味に慣れさせておくというのもいいですね。
まだ、離乳食開始まで数ヶ月あるのであれば、今はいつから飲ませるのかということはあまり気にしなくても大丈夫です。
さらにいうと絶対似この時期から飲ませなくてはいけないという決まりもないのです。
今後あげてみたいと考えているのであれば、麦茶は離乳食期から始めるといいとしておくと覚えておきやすいです。
いつから飲んでいいの?乳児に麦茶を飲ませる時のポイントをご紹介します
初めて乳児に母乳やミルク以外の飲み物である麦茶を飲ませる時は、不安なことも多いと思います。
そこで、飲ませる時のポイントをご紹介するので抑えておきましょう。
●一口から飲ませてみる
初めて口にするものですので、離乳食と同じように一口分だけ飲ませてみましょう。
スプーンにのせて口に入れてあげると赤ちゃんも飲みやすいですし、ママもあげやすいです。
はじめから焦ってたくさん飲ませようと考えずに、少しずつ慣れてもらうようにするといいですね。
●無理に飲ませない
初めての味ですので、それを受け入れるかどうかは乳児によってそれぞれ個人差があります。
最初の一口で嫌いだと思うか、美味しいと思うかどうかは親にも予測できません。
口から麦茶を出したり、泣いたりするときは無理に飲ませ続ける必要はありません。
薄めたりすることで、少しずつ受け入れてくれることもあるので、この段階で嫌いにならないように気をつけましょう。
●喉が渇くタイミングで飲ませる
食後やお風呂から上がった後、寝起きや泣いた後など喉が渇くタイミングに飲ませてみると、水分を欲している状態なので水分補給にいいですし、普段あまり飲まない子も飲んでくれることが多いです。
●作りすぎない
時間のある時にたくさん作って保存しておきたいと思ってしまうのですが、衛生面を考えて次の日も飲ませるのはやめましょう。
飲みきれる分のみつくると無駄もありません。
乳児に美味しく飲んでもらうために、麦茶の作り方を覚えてみましょう
乳児へ麦茶を作る方法として、様々なものがありますが今回は煮出し用のパック、粉末タイプの麦茶の作り方についてご紹介します。
●煮出し用パックを使った麦茶の作り方
1 鍋に水を入れて沸騰させる
2 沸騰したお湯の中に麦茶パックをいれる
3 数分煮出す
4 冷めたらパックを取り出す
5 容器にうつして冷蔵庫で保管する
煮出して麦茶をつくる時には、ベビー用のものを使用するか大人用のパックを使用します。
それぞれ、水の量に対して使用する麦茶パックの数が決まっていますが、大人用を使う時には倍以上薄めて飲ませるようにしましょう。
どうしても、大人用だと味が濃かったり苦味が強く感じてしまうので、乳児が飲むのには向いていません。
●粉末タイプの麦茶の作り方
1 麦茶の粉末を水やお湯で溶かす
2 出来上がったものは陽気に移して冷蔵庫で保管する
粉末タイプは水でも溶かすことができるものが多いです。
しかし、乳児に飲ませる麦茶ですので水道水でそのまま溶かすのはおすすめできません。一度水道水を沸騰させて冷ました白湯で溶いたり、沸騰したお湯で溶かしてから冷まして飲ませるほうがカルキなどについても安心です。
どちらの方法も作り方は簡単ですが、すぐに飲める状態になっている小さい紙パックのものや、ペットボトルの麦茶を使用するのも便利です。
持ち歩きたい、衛生面が気になる、作りおきがなかったなどといった場合にはあるととても助かるので家にストックしておくといいですね。
乳児に麦茶をあげる時には注意点があります
乳児に麦茶をあげる時の注意点についてご紹介します。
●麦茶は冷たくしすぎない
大人だと冷蔵庫で冷たく冷やした麦茶がとても美味しく感じますが、乳児のお腹には負担となってしまいます。
冷蔵庫で保存してあり冷たくなったものはお湯で割って、作りたてで熱いものは冷ましてそれぞれ人肌程度に温度調整をしてから飲ませましょう。
●乳児に飲ませる前に味見する
ベビー用だから大丈夫と思い込まずに、乳児に飲ませる前にはママが味見をしておくことが大事です。
煮出していた時間が長かったり、いつもとは違うメーカーであったりするときには味が濃すぎてしまうこともあります。
大人用と比べて薄味か、いつも飲ませているものと比べて苦味はどうかなど、乳児がいやな思いをしないように味見をしてあげましょう。
●アレルギー症状
麦茶はノンカフェインでアレルギーなどもないと思われますが、アレルギー症状が出ることもあります。
そのため、初めての場合は飲ませた後の乳児の様子をしっかり確認したり、万が一なにかあった時にすぐに病院を受信できる時間帯を選ぶと安心です。
●食事前に飲ませすぎない
離乳食と一緒に麦茶を飲ませるときも、飲ませすぎないように気をつけましょう。
特に食事前にたくさん飲んでしまうと、水分で満腹になってしまい十分な食事ができず栄養面が気になります。
コップやマグに一度にいれる量を調整してあげると飲み過ぎを防止することができます。
いつから麦茶はいいの?時期と一緒にメリットも知っておけると◎
最後に、水分補給が目的に思える麦茶ですがそれ以外にも飲ませるメリットもあるのでご紹介します。
●ミネラルの補給
麦茶にはミネラルが豊富に含まれています。
大人でも子供でもミネラルは体に必要なものですので、水分と一緒に取り入れることができるのはとても大きなメリットです。
●虫歯の予防になる
成長と共に歯が生えてきますが、食後に麦茶を飲ませることで口の中に残る食べ物などを流すことができます。
歯磨きはもちろんですが、食後に麦茶で流しておくと口内にとどまっている時間も少なくなるので虫歯の予防にもなるのではないでしょうか。
●お出かけの時に役立つ
お出かけしているとどうしてもすぐに授乳できないこともあります。
喉がかわいて泣いている時に、麦茶を持ち歩いていればすぐに飲ませてあげることができるのでとても助かります。
●ストローやマグの練習ができる
白湯でも同じことが言えますが、麦茶が飲めることで、ストローの練習やマグで飲む練習となることもあります。
白湯では味気なくて飲まない子も、味のする麦茶なら飲んでくれることもあるので練習にはもってこいですね。