中国茶の入れ方|玉状の茶葉や鉄観音の簡単な入れ方と人気講座
なんとなく難しそうに感じる中国茶の入れ方ですが、実は特に決まった作法のようなものはありません。
中国茶は数百に及ぶ種類があり、香りや茶葉の形状など、多様な魅力を自由に楽しむことができます。とは言っても、おいしく飲むためには、ちょっとしたコツがあります。
そのコツを踏まえたうえで、自宅でも中国茶を簡単に楽しめる入れ方を紹介します。
中国茶の簡単な入れ方
中国茶は入れる前に、茶器を熱湯で温めておくことがおいしく入れるコツです。
また、洗茶といって、一杯目をすぐに捨てることでよりすっきりした味わいを楽しむことができます。
中国茶の簡単な入れ方
- 急須、ティーポット(茶海の代用)、湯呑カップを熱湯で温めておく
- お湯を捨て、急須に茶葉を3gほど入れる
- お湯を入れる前に、急須のふたをして茶葉を蒸らし、葉を開きやすくしておく
- 急須にお湯を注いで、蒸らす
- 急須からティーポットにお茶を移し入れる
- ティーポットから、湯呑カップに注ぐ
中国茶の種類は数百にも及ぶとされ、見て楽しめるユニークなお茶も多いですが、そうしたお茶の代表とも言えるのが「工芸茶」です。
工芸茶とは、ころんとした玉状の茶葉に熱湯を注ぐと、ふわっと茶葉が開いて中から花が出現するお茶です。
花が咲くお茶なので、工芸茶は花茶とも言われます。この花茶も、自宅で簡単に入れることができます。
花茶の簡単な入れ方
- 耐熱グラスに熱湯を注いで温めておく
- お湯を捨て、花茶の玉を入れる
- 熱湯ではなく80度前後のお湯を、やや高い位置から注ぐ
- 茶葉の開きや、動きを見て楽しみ、花が8割ぐらい開いたら飲み頃
美しい花が開いていくさまや、茶葉の動きを見るのは楽しいものですが、あまり長い時間茶葉を蒸らすと、苦味が強く出てしまう場合があるので注意しましょう。
鉄観音
豊かな香りと深いコクのある味わいが特徴の鉄観音も、自宅で簡単に入れることができます。
鉄観音の簡単な入れ方(茶葉5gにお湯200ccが目安)
- 急須と湯呑カップに熱湯を入れて温めておく
- 急須に茶葉を入れ、熱湯を注ぎすぐにお湯を捨てる
- 急須にもう一度熱湯を注ぎ、50秒ほど蒸らしてから湯呑カップに注ぎ、香りを楽しみながら飲む
2杯目からは、すでに茶葉が開いているので、熱湯を注がなくてもおいしく飲むことができます。
蓋碗での中国茶の入れ方
蓋碗(ガイワン)とはふたのついた茶碗のことで、中国ではカジュアルな場で一般的に用いられている茶器です。
蓋碗での中国茶の入れ方
- 蓋碗にお湯を入れて温めておく
- お湯を捨て、蓋碗に湯量の4分の1程度を目安に茶葉を入れる
- 80度前後のお湯を注ぎ、ふたをして3分ぐらい蒸らす
- 茶葉が沈んだら、ふたをずらして茶葉をよけながら飲む
中国茶の入れ方の人気講座
中国茶の入れ方についてもっと知りたい人には、実際の講座で学んでみることも人気です。
世界のお茶の専門店ルピシアが、オンライン講座も含むティースクールを設けていますので、調べてみるのも良いでしょう。