お茶を知りお茶を楽しむ

【お茶を飲みすぎると太る?】吐き気や下痢、腹痛などの影響

どんな食べ物も取りすぎはよくないとよく言いますが、お茶も取りすぎてはよくない飲み物一つです。

なぜよくないのか今回の記事でしっかりと学んでいただければと思います。

お茶の飲みすぎによる体への影響

お茶について、皆さんは何杯でも飲んでいいと思っていませんか?

確かにヘルシーなお茶は、ジュースやアルコールよりも体にいいかもしれません。

しかしお茶にも飲みすぎによる弊害はあるのです。下記にてお伝えする症状について、皆さんは心当たりがありませんか?

腎臓への影響

お茶にはカリウムという成分が含まれており、カリウムは腎臓に負担をかける物質と言われています。

健康な人であれば問題はありませんが、腎臓にかかわる病気を持っているは医師や看護師に相談してから摂取するのがよいでしょう。

胃への影響

お茶に含まれるカフェインが胃によくないという説がありますが、その一方同じく含まれているカテキンとカフェインが結びつくことで吸収を穏やかにしてくれるため影響はないという説もあります。

ただ体質によってはカフェインによる胃液の分泌促進によって胃が荒れ、結果的に胃を痛めることにつながるという方もいるようなので、体質に合わないと感じたらすぐにやめて医師や看護師に相談しましょう。

腹痛

腹痛が起きると言われるのは、上記の胃への影響が主な理由です。

成分による腹痛のほかに、お茶は水分ですから、取りすぎによっておなかが緩くなることもあるでしょう。普段から軟便がちな方は気を付けましょう。

吐き気

紅茶などに多く含まれるタンニンという成分により胸やけを引き起こし、結果的に吐き気につながるということもあります。お茶の濃さや量に気を付けましょう。

貧血

鉄分の不足により起こる貧血ですが、お茶に含まれるタンニンは鉄分の吸収を阻害してしまうのではないかと言われていました。

しかし最近の研究により、鉄分の吸収を抑える明確な根拠がないことや、影響は極めて小さいのではないかという発表もあり、一日数杯の摂取量であれば問題はなさそうです。

眠れない

眠れないのはお茶のカフェインの影響です。カフェインには覚醒作用があり、眠気覚ましの効果があります。

これは、カフェインの影響で脳内で眠気を誘発する「アデノシン」という物質を防ぐためです。そのため寝る前のカフェインの過剰摂取はおすすめできません。

海外で発表されているカフェインの摂取量の1日の目安では、成人の場合400mgです。この数字から換算すると、紅茶の場合はティーカップ10杯ほど飲むことができます。

緑茶の場合は紅茶よりもカフェインの量が少なく、カップ15杯ほど飲むことができます。

ただ、緑茶でも煎茶ではなく玉露の場合は煎茶の8倍のカフェインが含まれているため、一日カップ2杯半ほどしか飲むことができないので要注意です。

お茶の飲みすぎは太る?

お茶はヘルシーなイメージがあり、体重が増えてしまうという感覚はないと思います。確かにジュースのように糖分が含まれているものよりは非常にヘルシーです。

しかし、お茶を過剰摂取することで体温が下がってしまうことで代謝を落とし、結果として痩せにくい体になってしまうということはあるようです。

では温かいお茶であれば…と思うかもしれませんが、体温を下げる要因としてカフェインの影響があります。そのため温かくても体温を下げやすくなってしまうことがあります。

カフェインには利尿作用があり、人は尿を放出するに体の体温を下げてしまいます。これによりエネルギーの消費効率が下がってしまいます。

むくみ

お茶に含まれているカリウムの影響により、お茶の摂取がむくみの解消に効くと言われています。

私たちの体はカリウム不足になると、ナトリウムという物質の作用によって必要以上に水分をため込んでしまい、むくみが起きます。

そのカリウムをお茶を通して補うことが、むくみにくい体を作ることにつながります。

子供がお茶を飲む量の目安

お子様の年齢にもよりますが、大人と同じ量を飲ませるのはよくないとされています。

というのもお茶には上記にてお伝えした通りカフェインが含まれており、カフェインの覚醒作用は、未発達の子供にはさまざまな悪影響を及ぼしてしまうと言われています。

急性症状が出てしまうこともあり、中枢神経系の刺激によるめまいや震え、心拍数の増加、不眠、消化器系の刺激により吐き気や下痢などを引き起こし、最悪の場合命に影響することもあります。

日本では、カフェインの許容量は個人によって異なるという見解から年齢による摂取量の目安は発表されていませんが、目安として3歳までは控えたほうがいいという研究者の声もあるようです。

1歳、2歳と少しずつ食べ物をとるようになっていく中で、お茶を飲ませてみようかなと思うこともあるかもしれませんが、その際はノンカフェインで癖のない麦茶などをあげるのがおすすめです。